喜劇役者
きげきやくしゃ
名詞
標準
comic actor
文例 · 用例
」 なるほどさっきのおしまいの喜劇役者に肖た人はたった一人異教徒席に座って腕を組んだり髪を掻きむしったりいかにも仰山なのでみんなはとうとうひどく笑いました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
市場に売り出した第一回作品は「非金儲主義」と云う喜劇で、曾てはナポレオンの如く遍く世界中を風靡したことのあるチャーリー・チャップリン――そう云う喜劇役者を憶えておいででしょうな――に主演させました。
— 渡辺温 『十年後の映画界』 青空文庫
ロイドに、そっくり」 当時、ハロルド・ロイドとかいう外国の映画の喜劇役者が、日本で人気がありました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
徹夜稽古の晩にね、あたし眠いわと来やがった」 そこで坂野は、ぶるぶるッと肩をふるわせて、もはや喜劇役者の身振りであった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
次の晩は、二人の大学生が、ギリシヤの喜劇役者の語源に就いて火花を散らしてゐるのを聞いてゐます。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
テテツクス・蝉、コモイダス・喜劇役者、カタ・コマス、村から村へ……か、コマゼイン――飲んで騒ぐ……でしたね、それから雲の上――パアパア……何でしたかしら?
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
それにしては少し脂肪が足りないやうに思はれたが、時節柄肉の価が高くなつてゐるので、無理もないと喜劇役者は思つた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
衛生学者は一段と声を高めて、「それから砂糖が千二百貫、塩が百八十貫、巻煙草が二十五万本……」 こゝまで喋舌つて来ると、喜劇役者は唐突にぼろぼろ涙を流して泣き出した。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
「あの喜劇役者、舞台裏では誰よりも真面目に台本を読み込んでいたよ」
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往年の名喜劇役者が亡くなり、テレビ界からは昭和の灯が一つ消えたような寂しさがある。
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映画祭で主演男優賞を受賞したのは、意外にもコミカルな演技で知られるベテランの喜劇役者だった。
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喜劇役者として、単にふざけるのではなく、絶妙な間の取り方で観客を笑わせる技術を磨いている。
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