誤信
ごしん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
mistaken belief
文例 · 用例
例えば、家庭において唯一の頼みとする夫に背かれた場合、あるいは背かれたように誤解した場合、または前以て予期して、びくびくしていた姑や小姑に気に入られぬ場合、あるいはそう誤信した場合、その事に限って特に過敏になります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
此叫声が彼等の信念から生れたものであると誤信する者は、此犯罪事件が彼等の信念から企画されたと誤信すると同じ間違を来たすであらう。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
彼はそれを以て俺の意見であると誤信してしまつた。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
実際と反対に蛇が竜に変ずるてふ誤信を大いに翼け、また虫様の下等竜すなわち竜は支那人のみならずインド人も実在を信じたらしい(『起世因本経』七、『大乗金剛|髻珠菩薩修行分経』)。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
その人が、それによって自分を愛しているのだと誤信するように成れば、自己にとって許すべからざる誤りは二重に成る訳です。
— 宮本百合子 『偶感一語』 青空文庫
まだ獲得してもゐないものをかうだとか、あアだとか、直觀自覺せよだとか云ふのは、手の平に握つてゐない物を當てて見よと云ふのと同樣、人に虚僞を強ひてゐるのでなければ、空想を實際だと誤信してゐるのだ。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
さうして、森本が関係したのは、彼女ではなくて、お信さんだつたと家中の者のそれまでの誤信を証拠立てようとしたのであつた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
そして誰も彼も、森本とお雪伯母とが関係があると思つたのは彼等の誤信だつたと思ふ様になつた。
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
作例 · 標準
彼はそのデマを真実だと誤信し、知人たちに次々と拡散してしまった。
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裁判では、被告が正当防衛であると誤信していたかどうかが争点となった。
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誤信に基づいた行動が、取り返しのつかない大きなトラブルを招いてしまった。
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