反物屋
たんものや
名詞
標準
dry-goods store
文例 · 用例
陽がかげる頃に彼れは居酒屋を出て反物屋によって華手なモスリンの端切れを買った。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
東京近傍の在ですが、ある宿に一軒の荒物屋がありまして、荒物屋の向うに反物屋がありましたそうで。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
ところがその荒物屋の神さんが、どういう仔細か、その家を離別致して、すぐ向うの反物屋へ嫁に行ったそうです。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
ところが反物屋の方になると愛に重きを置いた出来事かも知れないが、始めから愛のない結婚で出ても引いても同じ事なのかも知れない。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
反物屋の神さんはそんな事を考えちゃ――まあいないでしょう。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
いくら反物屋の神さんを書いても主観的の叙述だと人が読むかも知れず、カロリーネの嫁入事件を写しても客観的の叙述だと解されないとも限りません。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
箪笥や鏡、嫁入り道具一式を売る向いの古い反物屋の前に据えた天水桶に、熱そうな日が赫々と照して、埃深い陳列所の硝子のなかに、色の褪めたような帯地や友染が、いつ見ても同じように飾られてあった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
町の文明の程度を思わしめるような、何かなしきらきらした床屋があったり、店の暗い反物屋があったりした。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
作例 · 標準
商店街にある古い反物屋は、着物離れが進む中でも地元の顧客を大切に守り続けている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
反物屋の店先に色鮮やかな浴衣地が並び始めると、夏祭りの季節を感じる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は老舗の反物屋の跡取り息子として生まれ、幼い頃から布の目利きを教え込まれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview