擬態
ぎたい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #26805 · 青空 43 例
標準
mimicry
文例 · 用例
それも女の擬態かね?
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
私の心にもなき驕慢の擬態もまた、射手への便宜を思っての振舞いであろう。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
わたくしが擬態で示す愚かしい返事に、われ指導するに堪ゆというような特別な好感を持ったらしく「おとなしくするんだぞ、こっちへ来い」と言って彼は棲家の橋の下へ連れ込み、そこで先ず物を食べさせて呉れました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
(若い頃の或る時期には、全く後から考えると汗顔のほかは無い・未熟な精神的擬態を採ることがあるものだ。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
時に、それは失敗者の負惜みからの擬態とも取れた。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
「小説中に於ける事件」への蔑視ということは、子供が無理に成人っぽく見られようとする時に示す一つの擬態ではないのか?
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
志賀さんの流れに忠実なのは偉いが、いつか本誌で読んだ「擬態」などを見ると独自の翼も悠々たるものがあり、凝るといふよりも寧ろ自由に書きすゝんだ方が展かれさうなのではないか。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
倭文子のよそよそしい態度は、結局それが彼女の心にもない擬態で、その擬態の一皮下には彼に対する好意のある微笑が用意されていることを忘れることは出来なかった。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
ウィキペディア
擬態 とは、他のものに、ようすや姿を似せること。 生物が自分以外の何物かに外見やにおい、動きなどを似せることにより、生存上の利益を得る現象。
出典: 擬態 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0