情操
じょうそう
名詞頻度ランク #31688 · 青空 356 例
標準
sensibility (artistic, moral)
文例 · 用例
なぜなら鳥や虫の生活の方が、人間よりも不幸であるとは思えないから』と、あるエッセイの中で書いてるヘルンは、日本人の民族化した仏教情操であるところの、あの『物のあわれ』の抒情的ペーソスを知ってたのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
厭離一切娑婆世界の厭世観は、ヘルンの多くの作品中に一貫して、その特殊な文学情操の基調となってる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
もちろん彼の意味する詩は、形式上の詩――抒情詩や敍事詩の韻文學――でなく、一般文學の本質感たるべき詩、即ち「詩的情操」を指してゐるのだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
町の音楽をきいて、僕がそれを大衆と一所に唄ひたくなるといふのは、つまりその音楽の中に、僕等の時代に生きてるところの、社会人一般の情操を代表してゐるものがあるからである。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
これらの歌曲は、そのもつと前、欧洲大戦前後の好況時代に流行した、外国オペラの明朗な翻訳曲に比すれば、遥かに憂鬱で哀傷的のものであつたが、音楽として尚甚だ上品のものであり、その精神には健全で浪漫的な青春のリリシズムが情操して居た。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
この股旅小唄の主旋律は、概して皆尺八的、浪花節的哀傷を帯びてるもので、日本人の民族的リリシズムとも言ふべき、旅への放浪情操をよく表現して居た。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
実際こうした詩の情操には、何らか或る鮮新な、浪漫的な、多少西欧の詩とも共通するところの、特殊な水々しい精神を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そしてこの種の情操は、江戸時代の文化に全くなかったものなのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
美しい絵画や音楽に触れることで、豊かな情操が育まれる。
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幼い頃から自然の中で遊ぶことは、子供の情操を養うのに非常に良い。
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彼は人一倍繊細な情操の持ち主で、他人の痛みを自分のことのように感じる。
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