本伝
ほんでん
名詞
標準
primary biography
文例 · 用例
林駒生氏は本伝第二回に紹介した杉山茂丸氏の末弟で、令兄とは雲泥、霄壌も啻ならざる正直一本槍の愚直漢として、歴代総督のお気に入り、御引立を蒙っていた統監府の前技師であった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
高木君の『日本伝説集』一六八頁には、件の女が竜と現じ、夫婦の縁尽きたれば、記念と思召せとて、堅く結んだ箱を男に渡し、百日内に開くべからずと教えて黒雲に乗って去った。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
菅神そこで吟じたもう和歌に「鳴けばこそ別れを急げ鳥のねの、聞えぬ里の暁もがな」(『和漢三才図会』七五)、これよりこの土師の里に鶏鳴かず、羽敲きもせぬ由、『菅原伝授鑑』に出で、天神様が嫌うとて今に鶏を飼わぬらしい(高木氏『日本伝説集』二一九頁)。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
それらの考証は藤沢衛彦氏の日本伝説播磨の巻に詳しいから、今ここに多くを云わないが、まだ別に刑部姫は高師直のむすめだと云う説もあって、わたしはそれによって一篇の長編小説をかいたこともある。
— 岡本綺堂 『小坂部伝説』 青空文庫
本伝寺の大屋根へ足場なしに上るんやもの、こなな低い屋根やこしはお茶の子や。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
朝の道はよい、上郷の踏切番小屋から乞ひはじめる、田植がなつかしく眺められる、それはすでに年中行事の一つとしての趣味をなくしてゐるが、やはり日本伝統的のゆかしさがないことはない。
— 北九州行乞 『行乞記』 青空文庫
然るにわたくしは本伝に錦橋の死を記した後、今京水の死を記する前、即ち再び京水を説いた時と三たび京水を説く時との間に、図らずも京水の後裔と相見た。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
東野の横では、ドイツの青年が柳田国男の日本伝説集という原語の本を読み耽っていたが、その他の者は皆それぞれ自国語で左翼の話をしていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
この人物の業績は、本伝に詳しく記されている。
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歴史書には、多くの武将の本伝が収められている。
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本伝を読むことで、彼の生涯を深く理解することができた。
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