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海松

みる異読 すいしょう・ミル
名詞多音語頻度ランク #474 · 青空 57
1
標準
stag seaweed (Codium fragile)
文例 · 用例
二つ目の浜の石屋が方へ、暮方仏像をあつらえに往った帰りを、厭な、不気味な、忌わしい、婆のあらもの屋の前が通りたくなさに、ちょうど満潮を漕げたから、海松布の流れる岩の上を、船で帰って来たせいであろう。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
ああ、芥の臭でもすることか、海松布の香でもすることか、船へ搦んで散ったのは、自分と同一鬢水の…… ――浦子は寝ながら呼吸を引いた。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
鑿の歯形を印したる、鋸の屑かと欠々したる、その一つ一つに、白浪の打たで飜るとばかり見えて音のないのは、岩を飾った海松、ところ、あわび、蠣などいうものの、夜半に吐いた気を収めず、まだほのぼのと揺ぐのが、渚を籠めて蒸すのである。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
さ、其を食べた所爲でせう、お腹の皮が蒼白く、鱶のやうにだぶだぶして、手足は海松の枝の枯れたやうになつて、漸つと見着けたのが鬼ヶ|島、――魔界だわね。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
」 と辻便所より女乞食、膚の色の真白きに、海松のごとき袷を纏えば、泥に塗れし残の雪。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
木はたゞ水底の海松の如くうねを打ち、梢が窪んで、波のやうに吹亂れる。
泉鏡太郎 十六夜 青空文庫
――貴族鼠の※高縮緬の五紋なる單衣を曳きて、帶は海松地に裝束切模の色紙散の七絲……淡紅色紋絽の長襦袢―― とあれば、かくの如く、お出入の松坂屋へあつらへる。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
が、狸穴、我善坊の辺だけに、引潮のあとの海松に似て、樹林は土地の隅々に残っている。
泉鏡花 木の子説法 青空文庫
作例 · 標準
磯遊びをしていると、岩場に緑色の海松が生えているのを見つけた。
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海松は、独特の形状をしており、海の生き物の隠れ家になっている。
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日本の海岸では、潮間帯に多くの種類の海松が見られる。
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