郵船
ゆうせん
名詞
標準
mail boat
文例 · 用例
しかし西洋で二年半暮して帰りに、シヤトルで日本郵船丹波丸に乗って久し振りに吸った敷島が恐ろしく紙臭くて、どうしてもこれが煙草とは思われなかった、その時の不思議な気持だけは忘れることが出来ない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
洋服姿の男がふらりと入って来て「郵船は……」と訊くと、店員は指三本と五本を出して見せる。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
其一人は三田を卒業して今は郵船會社に出て居ます。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
今度會社で世界航海圖の新しいのが出來たから、あれを貰つて送らう如何だね、』と郵船會社員が一案を出した。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
曲は数え歌の「一つとや」 朝日軒の義枝は去年なくなり、弾いているのは末の娘の持子で、二十二歳、もちろん姉たちと一緒に独身で、すぐ上の兄の敬助は郵船会社へ勤めているが毎日牛乳を三合のみ、肺がわるかった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
これだけのことは郵船会社の案内記にも書いてあるので、僕はその受け売りをして聞かせると、早瀬君はうなずいた。
— 岡本綺堂 『マレー俳優の死』 青空文庫
今朝もまだ疲れが抜けないが、郵船日も近いので、急いで「サモア史脚註」第五章を書上げる。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
十一八九二年十一月××日 郵船日とてベルとロイドとが昨日から街へ行って了ったあと、イオプは脚が痛くなり、ファアウマ(巨漢の妻は再びケロリとして夫の許に戻って来た。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
作例 · 標準
遠い国から、郵船に乗って手紙が届いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔の人は、郵船の到着を心待ちにしていたという。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この港は、かつて多くの郵船が行き交う拠点だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash