愛猫
あいびょう
名詞
標準
pet cat
文例 · 用例
その散薬の包み袋が人間のと全く同じであるが、名前の所には吉村氏愛猫としてその下に活字で「号」の字があった。
— 寺田寅彦 『子猫』 青空文庫
とにかくそれからしばらくは愛猫号という三毛のあだ名が子供らの間に流行していた。
— 寺田寅彦 『子猫』 青空文庫
政治家のリセリウもまた愛猫家として聞えてゐるが、死ぬる時には遺言で、莫大の遺産金まで猫に呉れてやつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
私の愛猫フク子もまたこの足に迷って死んだ。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
ところが、D夫人には一匹の愛猫があった。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
この事のために、D夫人はB夫人と諍いを生じ、D夫人は弁護士に依頼して、B夫人を相手取り、愛猫喪失の慰藉料を請求した。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
(ロ)、旅宿で受取った留守宅からの消息の端に愛猫の初産を報じてきた事は、子のない作者にとってささやかな喜と感興をそそらずにはおかない。
— 杉田久女 『大正女流俳句の近代的特色』 青空文庫
私は母を一番先にここに疎開させたかったけれど、東京に六十年も住んで来た母は、なんというても東京をはなれたく思わないで、汽車の切符を三度も無駄にしてやっと六月の末になって、二人の男につれられ、リリー(愛猫)を籠に入れてこの家に疎開して来た。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
ailurophilia
作例 · 標準
例句