後ろ
うしろ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #2357 · 青空 6770 例
標準
back
文例 · 用例
奥さんが母に挨拶してゐる時に、後ろでも一人の客は吹き出してゐた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
帰り途に旧城の後ろを通った。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
覘いている竹村君の後ろをジャン/\と電車が喧しい音を立てて行くと、切るような凩が外套の裾をあおる。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
ヘルマン教授は胡麻塩の長髪を後ろへ撫でつけていて、いつも七つ下がりのフロックを着ていたが、講義の言語はこの先生がいちばん分りやすくて楽であった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
西郷の銅像の後ろから黒門の前へぬけて動物園の方へ曲ると外国の水兵が人力と何か八釜しく云って直ぶみをしていたが話が纏まらなかったと見えて間もなく商品陳列所の方へ行ってしまった。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
後ろへ廻って見ると小さな杉が十本くらいある下に石の観音がころがっている。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
腰掛の一番後ろの片隅に寄りかかって入口の脇のガラス窓に肱をもたせ、外套の襟の中に埋るようになって茫然と往来を眺めながら、考えるともなくこの間中の出来事を思い出している。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
後ろ頭か、首筋に寒気でもするんかい」 私は又、実際、セコンドメイトが、私の眼の前に、眼の横ではいけない、眼の前に、奴のローラー見たいな首筋を見せたら、私の担いでいた行李で、その上に載っかっている、だらしのないマット見たいな、「どあたま」を、地面まで叩きつけてやろう!
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
作例 · 標準
例句