う歯
うし異読 くし
名詞多音語頻度ランク #7774 · 青空 1 例
標準
carious tooth
文例 · 用例
上京後にかかったY町のXという歯医者は朝九時に来いというので正直に九時に行って待っていてもなかなか二階の手術室へ姿を見せないで一時間は大丈夫待たせる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
見ると向う歯が二本、根元からポッキリ折れて妙な淋しい顔になっている。
— 夢野久作 『呑仙士』 青空文庫
げに寒き夜かな、いう歯の根も合わぬがごとし。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
」「いんにゃの、恐しゅう歯がうずいて、きりきり鑿で抉るようじゃ、と苦しむ者があるによって、私がまじのうて進じょうと、浜へ※の針掘りに出たらばよ、猟師どもの風説を聞かっしゃれ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
と、たちまち、歯車という歯車が、「ブルルル!
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『ナイチンゲール』 青空文庫
内地の生活の密度が濃いとでもいうのか、または、その密度の濃い生活とぴったり噛み合う歯車が僕たちの頭脳の中にあって、それで気持の弛緩が無く一時間の旅でもあんなに大仕事のように思われて来るのかね。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
向う歯の金歯が光って、印半纏の番頭が、沓脱の傍にたって、長靴を磨いているのが見える。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
――それから、歯抜きの辰いう歯医者に会うたら、忘れんと二円返しといてや。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
例句