壇場
だんじょう
名詞
標準
stage
文例 · 用例
浄め砂置いた広庭の壇場には、幣をひきゆい、注連かけわたし、来ります神の道は、(千道、百綱、道七つ。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
けれども、決着の土壇場に、保険会社から横槍が出た。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
「添われぬ位なら一層死にます」 と親には云いながら、女には土壇場で、「お前はおれを欺すのじゃあるまいね」 と今一度念を押したくなるのは、その女の鼻の表現の底に横たわる冷やかな或るものに感じている証拠ではありますまいか。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
何なら此処へ呼びましょうか」そう言う不逞な言葉になると、豹一の独壇場だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
けれど早期の開戦はないだろうと踏み、ペルシャ湾沖から紅海に入ってスエズ運河を抜けるコースに、土壇場の変更は加えませんでした。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
この項で強調している「表現する」という領域は、少なくとも今のところマッキントッシュの独壇場だ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
◯五節以下「悪人」を主題として整然たる理論の下に簡潔明快なる語を行る、まさにビルダデが得意の壇場である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
数億の人間が見ているこの土壇場で、やはり、ジョンはジョンであることを証明した。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
密教の儀式を行うために、寺の奥には厳かな雰囲気の壇場が設けられていた。
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修行僧たちは壇場の四方に結界を張り、精神を統一して祈祷を捧げた。
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歴史ある神社の境内に、仮設の壇場が組まれ、神楽が奉納された。
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