憂慮
ゆうりょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #15319 · 青空 339 例
標準
anxiety
文例 · 用例
学位売買事件や学位濫授問題が新聞雑誌の商売の種にされて持て囃されることの結果が色々あるうちで、一番日本のために憂慮すべき弊害と思われることは、この声の脅威によって「学位授与恐怖病」の発生を見るに到りはしないかという心配の種が芽を出すことである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
留守には、年寄った腰の立たない与吉の爺々が一人で寝て居るが、老後の病で次第に弱るのであるから、急に容体の変るという憂慮はないけれども、与吉は雇われ先で昼飯をまかなわれては、小休の間に毎日一度ずつ、見舞に帰るのが例であった。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
道中――旅行の憂慮は、むかしから水がはりだと言ふ。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
石沙無人の境の、家となり、水となり、田となり、村となつた、いま不思議な境にのぞみながら、古間木よりして僅に五|里、あとなほ十|里をひかへた――前途の天候のみ憂慮はれて、同伴に、孫引のもの知り顔の出来なかつたのを遺憾とする。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
鱗は光つても、其が大蛇でも、此の静かな雨では最う雷光の憂慮はない。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
大国主神が海岸に立って憂慮しておられたときに「海を光して依り来る神あり」とあるのは、あるいは電光、あるいはまたノクチルカのような夜光虫を連想させるが、また一方では、きわめてまれに日本海沿岸でも見られる北光の現象をも暗示する。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
注射を受けながらの、友人の憂慮、不安は、どんなだったろう。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
陸海軍当局者が仮想敵国の襲来を予想して憂慮するのももっともな事である。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、まるで有翼の天使のように軽やかに踊った。
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