近代美術
きんだいびじゅつ
名詞
標準
modern art
文例 · 用例
純一が国にいるとき取り寄せた近代美術史に、ナナという題のマネエの画があって、大きな眉刷毛を持って、鏡の前に立って、一寸横に振り向いた娘がかいてあった。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
近代美術館もなく、知識人のための劇場もなく、市民の挙つて参加する祭典もないのは、これは、今すぐにどうしやうもない。
— 岸田國士 『都市文化の危機』 青空文庫
また、作家たらんとする者は、世界中の古美術に、世界中の近代美術に鋭い眼を利かさねばなりません。
— ―芸術における人と作品の関係について― 『陶芸家を志す者のために』 青空文庫
近代美術館では、この月のはじめから古陶磁の展覧会をやっているが、それを見るためではない。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
考えているうちに、鎌倉の近代美術館から、扇ヶ谷の秋川の家まで乗って行った車だったと思いついた。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
(一九五四年)日本の眼一 東京にある国立近代美術館は『現代の眼』と題する月刊紙を出し、また同じ題目で展観を催したことがある。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
近世西洋で破形(デフォメーション)の美が意識的に考えられ、近代美術はほとんど凡て何らかの破形を求めるが、実に「茶美」は四百年も前にこの破形の美を求めていたのである。
— 柳宗悦 『民藝四十年』 青空文庫
それ故非個人的な性質に富むそれらの品には、在銘のものをほとんど見かけません、工藝品にも署名するようになったのは、近代美術の影響で、決して古い歴史を持ちません。
— 柳宗悦 『益子の絵土瓶』 青空文庫
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近代美術 またはモダンアートとは、西洋史の「近代」から言葉を借りて名付けられた美術史における近代、すなわち1860年代から1970年代の形式と考え方を指している。「近代」とは、一般的には封建主義時代より後の資本主義社会・市民社会の時代。
出典: 近代美術 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0