冷視
れいし
名詞動詞-サ変
標準
giving a cold look
文例 · 用例
社會が一賤人一兇人を其一賤人一兇人なるの故を以て冷視したならば、疾病は必らず其處より發芽して、そして蒲公英の種子の如く風に乘じて飛散傳播するで有らう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
個人が自己の體躯以外には痛痒を感ずることなきの故を以て社會を冷視したならば、社會は其の人の爲に恐るべき害を被らう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
私が神様に取次いで上げますから」 という情ない心境をその日に焼けた鼻に表現しておりまするために、人々に嘲笑冷視を以て迎えられております。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
其時まだ表面の成績といふことを冷視する程に私の修養は積んでありません。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
敗戰國又ハ亡國ノ將校ガ常ニ兵卒ノ粗食飢餓ヲ冷視シテ己レ獨リ美酒佳肴ヲ列ベシハ一ノ例外ナキ史實ナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
二葉亭は『浮雲』以後全く韜晦してこの文壇の気運を白眼冷視し、一時|莫逆を結んだ逍遥とも音信を絶していたが、丁度その頃より少し以前、逍遥と二葉亭とは偶然私の家で邂逅して久闊を叙し、それから再び往来するようになっていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
それと同時に、青年を弄んで、間接に彼を殺しながら而も平然として彼の死を冷視している――神聖な遺品の時計をさえ、蔑み切っている夫人に対して、燃ゆるような憎しみを、感ぜずにはいられなかった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
それと同時に、青年を弄んで、間接に彼を殺しながら而も平然として彼の死を冷視してゐる――神聖な遺品の時計をさへ、蔑み切つてゐる夫人に対して、燃ゆるやうな憎しみを、感ぜずにはゐられなかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼の無責任な発言は、会議室の全員から冷視を浴びせられた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女は助けを求めるように周囲を見渡したが、返ってきたのは人々の冷視だけだった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
社会の不正を冷視するのではなく、積極的に関わっていく姿勢が大切だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro