行金
こうきん
名詞
標準
bank money
文例 · 用例
その紺地に、清く、さらさらと装上った、一行金字、一行銀書の経である。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
覆面の盗賊、今暁渋谷の××銀行を襲う、行金を強奪して逃走す それが見出して、その次に小さな文字が何行も並び、それから又、前よりは少し小さな活字ではあるが、一層恐しい第二の見出しが印刷されてあった。
— 大阪圭吉 『香水紳士』 青空文庫
文吉は酒井家の目附役所に呼び出されて、元表小使、山本九郎右衛門家来と云う資格で、「格段骨折奇特に附、小役人格に被召抱、御宛行金四両二人|扶持被下置」と達せられた。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
数年の辛苦を嘗め、数百の執行金を費やして洋学は成業したれども、なおも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問に疎き人なり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
およそ日本国中の人口三千四、五百万、戸数五、六百万の内、一年に子供の執行金五十円ないし百円を出して差支なき者は、幾万人もあるべからず。
— 福沢諭吉 『小学教育の事』 青空文庫
行金費消は数人によつて行はれたのであるが、支払能力のあるのは鳥羽だけであつて、責任と云ふ点もあり、鳥羽は私財の全部を提供することになつたがそれでも全額を償ふには足りなかつた。
— 田畑修一郎 『鳥羽家の子供』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の商人は、両替商に預けた行金を引き出して仕入れの資金に充てた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「行金の仕組みが発達したことで、遠隔地との取引もスムーズに行えるようになったんだ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史小説を読んでいると、行金という言葉が頻繁に出てきて当時の金融システムに興味が湧く。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview