被殻
ひかく
名詞
標準
putamen (part of brain)
文例 · 用例
藁ずきの紙にもあるか君が身は瀧見に行かず雨づゝみするかえし雨雲のおほひかくさば二荒山行きて見るとも多岐見えめやも此夕長塚来りて、雨ふるとも明日は行かん、という。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
年若くして逝つたものの傳説が、夭折者のまはりをとりかこむ人言が、彼等を覆ひかくすほどの長い歎きが、彼等を呼びかへさうとする聲、自然のなかにまで彼等を求めてやまない古代的な叫びが、――その歌のなかに彼等は一しよに入れられながら、互の姿を見ることのないあのリノス挽歌が。
— 「そしてこの稀有で、偉大で、しかも果敢ないもの、一個の詩人」 『モオリス・ド・ゲラン』 青空文庫
乳くびの桃色をさへ、蔽ひかくした美女にくらべられたものらしい。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
厠へゆく時でも、かれは両袖で顔を掩ひかくすやうにしてゐたが、どうかして其袖のあひだからちらりと洩れた顔をみせられた場合には、誰でもその美しいのに驚かない者はなかつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
眉毛は太く短くまつ黒で、おどおどした兩の小さい眼を被ひかくすほどもじやもじや繁茂してゐやがる。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
追ひかくれば迅くもまた遁げぬ。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
女たちが裸をおそれる理由は、お麗さんが全身に濃く白粉をぬつてきてまで、現実的なものを最後まで偽り、掩ひかくさうとする虚栄的な目的にほかならない。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
その人間と人生を観る眼が、何物にも蔽ひかくされずに鮮かで明かであつたかといふことは疑問だが、直情径行な、天真爛漫な、他人に対して城府を設けないといふやうな紳士らしい処があつた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
作例 · 標準
脳の画像診断で、被殻(ひかく)の異常が発見された。
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パーキンソン病は、被殻(ひかく)の神経細胞の変性が原因の一つとされる。
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被殻(ひかく)は、運動制御に関わる重要な脳の部位である。
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標準
frustule
作例 · 標準
顕微鏡で観察すると、珪藻の殻(ひかく)は非常に複雑な構造をしていた。
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この貝の殻(ひかく)は、真珠層で覆われており、美しい輝きを放っている。
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古代の生物の殻(ひかく)の化石から、当時の環境を知ることができる。
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ウィキペディア
被殻 は、脳の中央部に存在する脳構造で、尾状核と共に背側線条体を形成している。
出典: 被殻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0