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厳父

げんぷ
名詞
1
標準
your honored father
文例 · 用例
厳父は朝鮮の、某大学の教授である。
太宰治 佳日 青空文庫
大隅君は独り息子であるから、ずいぶん可愛がられて、十年ほど前にお母さんが死んで、それからは厳父は、何事も大隅君の気のままにさせていた様子で、謂わば、おっとりと育てられて来た人であって、大学時代にも、天鵞絨の襟の外套などを着て、その物腰も決して粗野ではなかったが、どうも、学生間の評判は悪かった。
太宰治 佳日 青空文庫
大隅君の厳父には、私は未だお目にかかった事は無いが、美事な薬鑵頭でいらっしゃるそうで、独り息子の忠太郎君もまた素直に厳父の先例に従い、大学を出た頃から、そろそろ前額部が禿げはじめた。
太宰治 佳日 青空文庫
高等学校時代厳父の死に会い、当時家計豊かでなかったため亡父の故旧の配慮によって岩崎男爵家の私塾に寄食し、大学卒業当時まで引きつづき同家子弟の研学の相手をした。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
このようにわれらの郷土日本においては脚下の大地は一方においては深き慈愛をもってわれわれを保育する「母なる土地」であると同時に、またしばしば刑罰の鞭をふるってわれわれのとかく遊惰に流れやすい心を引き緊める「厳父」としての役割をも勤めるのである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
厳父の厳と慈母の慈との配合よろしきを得た国がらにのみ人間の最高文化が発達する見込みがあるであろう。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
前にも述べたとおり大自然は慈母であると同時に厳父である。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
作例 · 標準
彼は、厳父から受け継いだ事業を立派に守り抜いた。
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厳父の教えは、今でも私の人生の指針となっている。
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厳父様もきっと喜んでいらっしゃるでしょう。
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