大家族
だいかぞく
名詞
標準
large family
文例 · 用例
女中が二人、書生が一人、老僕が一人、他に抱車夫が一人という大家族であったので、家も相当に広く、間数がいくつもあって廊下続きになっていた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
夏休みに信州の高原に来て試みに植物図鑑などと引き合わせながら素人流に草花の世界をのぞいて見ても、形態がほとんど同じであって、しかも少しずつ違った特徴をもった植物の大家族といったようなものが数々あり、しかも一つの家族から他の家族への連鎖となり橋梁となるかと思われるようなものにも乏しくない。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
松平氏は第二夫人以下第何十夫人までを包括する日本一の大家族の主人だというゴシップも聞いたが事実は知らない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
大家族の総領娘として育ったかの女には、いざというとき、こんな大ふうな呑み込んだ度胸が出た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
富んだ華族の家で、一家は大家族だが、みな感じがよく、家の者も娘を好んだ。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
曾祖母、祖母、父、母、兄三人、姉四人、弟一人、それに叔母と叔母の娘四人の大家族だつた筈であるが、叔母を除いて他のひとたちの事は私も五六歳になるまでは殆ど知らずにゐたと言つてよい。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
将門は斯様いふ大家族の中に生れて来て、沢山の伯父や叔父を有ち、又伯父国香の子には貞盛、繁盛、兼任、伯父良兼の子には公雅、公連、公元、叔父良広の子には経邦、叔父良文の子には忠輔、宗平、忠頼、叔父良持の子には致持、叔父良茂の子には良正、此等の沢山の従兄弟を有した訳である。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
多人数の大家族の間に育った子供にありがちな、自分ひとりを余計者と思い込み、もっぱら自分を軽んじて、甲斐ない命の捨てどころを大あわてにあわてて捜しまわっているというような傾向が、この男爵と呼ばれている男の身の上にも、見受けられるのである。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
作例 · 標準
三世代が一つ屋根の下で暮らす大家族なので、夕食の準備はいつも戦場のようだ。
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「賑やかでいいわね」と言われるが、大家族だと洗濯物の量だけでも相当なものだ。
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大家族向けのワゴン車を購入し、週末は家族全員でキャンプに出かける。
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標準
extended family
作例 · 標準
親戚一同が集まると、五十人を超える大家族としての絆を改めて実感する。
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核家族化が進む現代において、伝統的な大家族のあり方が見直されている。
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「うちは親戚もみんな近所に住んでいるから、実質的には大家族だよ」と彼は笑った。
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