取り憑く
とりつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to possess (someone; of an evil spirit, idea, etc.)
文例 · 用例
あるいはその被試験者の友人なり、また場合によっては百年も千年も後世に生まれた同情者が、当人に代わって、あるいは当人に取り憑かれるか取り憑くかして、歌い悲しみ、また歌い喜ぶのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
この家はとても明るくて、光に溢れているようであり、また比較的新しくもあるから、あなた方は、霊が取り憑くなんて想像できないかもしれない。
— THE STONE BUDDHA 『石仏』 青空文庫
それは魔女だからというのでは決してなくて、生き霊は、当人が知らずとも取り憑くものなのである。
— THE STONE BUDDHA 『石仏』 青空文庫
「おい兵太、太政官の生靈が取り憑くぞ。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
魂が『乗り移る』とか『取り憑く』とか『生れ変る』とかいう事実は、その本人の『心理遺伝』の作用以外の何ものでもないというのが、吾輩の学説の中でも、最重要な一箇条になっているんだからね。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
そしてその護法はこれを使役している人の為に、しばしば第三者の身に取り憑くもので、護法に憑かれた場合には、その人は甚だしく身振いするものだと信ぜられていたらしい。
— その一例として飛騨の牛蒡種 『憑き物系統に関する民族的研究』 青空文庫
そこで、「取り憑く」方面が弱い言葉になりますが、一般的な「闇をさまようもの」としました。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『闇をさまようもの』 青空文庫
内容面から「取り憑く」感じは十分わかるでしょう。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『闇をさまようもの』 青空文庫
作例 · 標準
狐の霊に取り憑かれたというその女性は、獣のような叫び声を上げながら暴れ回った。
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「あんなに金に取り憑かれたような生き方はしたくない」と、強欲な男の末路を見て彼は呟いた。
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古い屋敷に住み着いた地縛霊に取り憑かれないよう、玄関に盛り塩をして清めることにした。
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