世事
せじ異読 せいじ
名詞
標準
worldly affairs
文例 · 用例
来たには来たが彼は話材を考案する余裕を持つことなしに来たことを彼は社長の庭園のお世事を言つてしまつた時に気付いた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
その後は雨に振り込められたり世事に忙殺されたりして桜のことを忘れていた。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
無邪気に育てられ、表面だけだが世事に通じ、軽快でそして孤独的なものを持っている。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
こういうふうに考えて来ると世事の交渉を回避する学者や、義理の拘束から逃走する芸術家を営巣繁殖期に入った鳥の類だと思って、いくぶんの寛恕をもってこれに臨むということもできるかもしれない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
長男は世事に鈍く、したがって逸平の指図どおりに商売を第一として生きていた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
世事測る可からずと雖も、薙髪して宮を脱し、堕涙して舟に上るの時、いずくんぞ茅店の茶後に深仇の冥土に入るを談ずるの今日あるを思わんや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
間の宿で、世事の用は聊かもなかつたのでありますが、可懷の餘り、途中で武生へ立寄りました。
— 泉鏡花 『雪靈記事』 青空文庫
間の宿で、世事の用はいささかもなかったのでありますが、可懐の余り、途中で武生へ立寄りました。
— 泉鏡花 『雪霊記事』 青空文庫
作例 · 標準
山奥で隠遁生活を送る老人は、もはや世事には関心がないといった様子で静かに暮らしている。
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日々の忙しい世事に追われていると、自分自身を見つめ直す時間を忘れがちになる。
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彼は若くして世事に通じており、複雑な人間関係を調整するのが非常に上手い。
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