浮世
うきよ異読 ふせい
名詞多音語頻度ランク #35838 · 青空 1634 例
標準
fleeting life
文例 · 用例
斯かる時芸術家が、否応なしに逐ひやられるのは風物の方へであり、世間がセチ辛くなればなる程、詩の方は却て浮世離れがして来るなぞといふことも、ありさうでないことではない。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
とかく浮世は辛いといふことは屡々浮世は辛くなければならぬといふやうにして発音されるのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
浮世とて、辛くなくてすめば辛くない方がよいのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
衰へや歯に食ひあてし海苔の砂この秋は何で年よる雲に鳥蝙蝠も出でよ浮世の花に鳥秋近き心の寄や四畳半 こうした句の詩情しているものは、実に純粋のリリシズムであり、心の沁々とした咏嘆である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
昔の江戸時代の日本人は、理髪店で浮世話や将棋をしながら、殆んど丸一日を暮して居た。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
幼く片親の手一つで育ってあまり豊かでない生活が朧げに胸にしみ浮世の木枯しはもう周囲に迫っていたから、何かの刺戟はすぐに訳のわからぬ悲しみを誘うたのだ。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
ドイツ学生の中にはずいぶん不真面目らしい茶目や怠け者も居て一体に何となく浮世臭い匂がこの教室全体に漂っているのを感じた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
凡そ何がはかないと云っても、浮世の人の胸の奥底に潜んだまま長い長い年月を重ねて終にその人の冷たい亡骸と共に葬られてしまって、かつて光にふれずに消えてしまう希望程はかないものがあろうか。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
sad world
作例 · 標準
例句
標準
the world of the living
作例 · 標準
例句
標準
(the world of the) red light districts
作例 · 標準
例句