黄蘗
きはだ異読 きわだ・キハダ
名詞
標準
Amur cork tree (Phellodendron amurense)
文例 · 用例
江戸じゅうの黄蘗を一度にしゃぶらせられた訳ではあるめえし、口の利かれねえ筈はねえ。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
後の高尾の文覚だの、黄蘗の鉄眼だのは、仕事師であるが、寂心は寂心であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
向島の言問の手前を堤下に下りて、牛の御前の鳥居前を小半丁も行くと左手に少し引込んで黄蘗の禅寺がある。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
牛島の弘福寺といえば鉄牛禅師の開基であって、白金の瑞聖寺と聯んで江戸に二つしかない黄蘗風の仏殿として江戸時代から著名であった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
江戸中の黄蘗を一度に舐ぶらせられた訳でもあるめえし、口の利かれねえ筈はねえ。
— 国枝史郎 『半七雑感』 青空文庫
しかもそういう恫喝にさえ、「脂を嘗めさせられた蛇」だとか「江戸中の黄蘗を舐らせられた」とか、詩的な形容詞が飛び出すのである。
— 国枝史郎 『半七雑感』 青空文庫
又黄蘗山にも墓碑を存してゐるさうである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「嶺松寺及池田氏墓誌銘は江戸黄蘗禅刹記巻第五に記載有之候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
植物園で初めて黄蘗の木を見た。樹皮の黄色が鮮やかで目を引いたよ。
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この地域では、昔から黄蘗の樹皮が漢方薬として利用されてきたそうだ。
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黄蘗の葉は夏には深緑だが、秋になると美しい黄色に色づき、散歩道が華やかになる。
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