禍因
かいん
名詞
標準
cause of trouble
文例 · 用例
當初|御萱堂不幸之|砌、存寄らざる儀とは申ながら、拙者の身上共禍因と連係候故、報謝の一端にもと志候御世話も、此の如く相終候上は、最早債を償ひ劵を折候と同じく、何の恩讐も無之、一切|事濟と看做候て宜かるべしと存候。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
却テ戰後ニ於ケル利權設定等ノ禍因ヲ播キ、印度其者ヨリハ何等ノ報謝ヲ求メザル天道宣布ノ本義ニ汚點ヲ印シ易キハ豫メ深ク戒ムベシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
天皇ニ指揮セラレタル全日本國民ノ超法律的運動ヲ以テ先ヅ今ノ政治的經濟的特權階級ヲ切開シテ棄ツルヲ急トスル所以ノ者、内憂ヲ痛ミ外患ニ惱マシムル凡テノ禍因只コノ一大腫物ニ發スルヲ以テナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
今度の大乱の禍因をなしたのは誰だ、それを考えてみようとした。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
今度の大乱の禍因をなしたのは誰だ、それを考へてみようとした。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
かく言えばとて、我輩は必ずしもかかる争乱の禍因と見らるべきものをこの際性急に、一挙に根絶し尽せとは言わぬ。
— 大隈重信 『永久平和の先決問題』 青空文庫
彼の独身生活という如きも、一見俗念の外に超越しおる如くであるけれども、その実隠微に働く情欲をば制し得ず、あるいは却ってこの情欲を放縦ならしめんがために好んで独居するものも多いのであるから、風俗を乱すの禍因はむしろこの独身者によって多く醸出さるるものである。
— 大隈重信 『婦人問題解決の急務』 青空文庫
無論どの自動車にも衝突のポシビリティーはありますが、しかし始めから禍因が歴然と存在している場合とは違いますからな。
— 谷崎潤一郎 『途上』 青空文庫
作例 · 標準
その古いしきたりが、争いの禍因となっていた。
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些細な誤解が、後に大きな禍因となることもある。
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彼は自分の軽率な行動が、今回の問題の禍因だと認めた。
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「あのプロジェクトの失敗は、一体何が禍因だったんだ?」
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