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腰巻き

こしまき
名詞
1
標準
loincloth
文例 · 用例
男は腰巻き一つで、うちわを使いながら、湯の番人の坐っている番台のふちに片手をかけて女に向うと、女はまた、どこで得たのか、白い寒冷紗の襞つき西洋寝巻きをつけて、そのそばに立ちながら涼んでいた。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
その前を赤い腰巻きをしたインド人が赤旗を持ってのろのろ歩いていた。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
今日は腰巻きを五へん換えましたとは下女の愚痴である。
伊藤左千夫 水籠 青空文庫
湯を沸かして茶を一つ飲もうというには、火をこしらえる材料拾集のために担当者が腰巻き一つはどうしてもぬらさねばならない。
伊藤左千夫 水籠 青空文庫
おとっさんに早くそう言えばよかったハヽヽヽ」「おとっさんうそでないよ、ネイおふじ、ほんとネイ、おっかさんも見ていたんだよ」 おふじは腰巻きのぬらし損をしてしまったけれど、そのついでに火を起こしたから、鉄瓶の湯が早く煮立った。
伊藤左千夫 水籠 青空文庫
近頃は二人で出かけると、方々の新聞社なぞで跡をつけられるんで、自然足も遠くなつたが、十年前までは、本因坊がメリンスの腰巻き、私が麻の股引をはいて、随分弥次喜多旅行に出かけたものだ。
関根金次郎 本因坊と私 青空文庫
」と、お国は遠慮して手を着けなかったお作の針函や行李や、ほどきものなどを始末しながら、古い足袋、腰巻きなどを引っ張り出していた。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
髪が昨日よりも一層|強い紊れ方で、立てた膝のあたりから、友禅の腰巻きなどが媚めかしく零れていた。
徳田秋声 新世帯 青空文庫
作例 · 標準
お風呂上がりに、湯冷めしないよう赤い腰巻きを手早く腰に巻き付けた。
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昔の女性たちは、着物の下に襦袢と腰巻きを重ねて防寒と透け防止を兼ねていた。
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「その腰巻きの結び目が表に響いているわよ、もう少し平らに整えて」と姉が言った。
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