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湯巻

ゆまき
名詞
1
標準
文例 · 用例
恁て島田なり、丸髷なり、よきに従ひて出来あがれば起ちて、まづ、湯具を絡ふ、これを二布といひ脚布といひ女の言葉に湯もじといふ、但し湯巻と混ずべからず、湯巻は別に其ものあるなり。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
湯巻 |奉仕御湯殿之人所着衣也白絹也と侍中群要に見えたりとか。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
貞丈雑記に、湯を召さするに常の衣の上に白き生絹、其白き生絹の衣を、湯巻ともいまきともいふなり。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
俗に婦人の腰に纏ふ処の     湯具 といふものを湯巻といふは違へりとぞ。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
ともかくも湯具と湯巻は全然別物なりと知らるべし。
泉鏡花 当世女装一斑 青空文庫
舞台の前に、水槽があって、その中へ、赤い湯巻一枚の海女が、飛び込んで、中で、踊を踊るのであるが、十か、十一の私には特務曹長の感じるような事は感じない。
直木三十五 死までを語る 青空文庫
」「そりゃ、ちゃんと、上は天文から――」「下夜鷹の湯巻に至るまで」 と、庄吉が、口を出した。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
着たままの、外出着も、すっかり皺だらけになってしまっているが、膝のあたりに水いろの湯巻がこぼれて、ふくらかな股が、ちょっとあらわれて、じきに隠されてしまった。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫