今古
きんこ
名詞
標準
now and anciently
文例 · 用例
父や、今古の野暮的、娘に惚れたりとて是を公に訴へたり。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
宛で子不語が今古奇観にでも有りさうな怪談だ。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
其の著わすところ、今古識鑑八巻ありて、明志採録す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
あなた今古藤さんのおっしゃる事をすっかりお聞きになっていてくださいましたわね。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
高句麗王傳に「今高句麗王宮是也」といひ「今古雛加駁位居是也」といふが如き、即ち其例にして、この文中にも今使譯所通三十國といへるは、亦此と同一の筆法なり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
今古句数首を引て俳家の用意周到なる処を指摘し、併せて多少の評論を費すべし。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
その一つは宣統帝の御物、今古奇観と云ふ画帖の中にあつた。
— 芥川龍之介 『支那の画』 青空文庫
と云って今古本屋から買って来たのは、字の細い哲学の書物だから、ここでは折角の名論文も、一頁と読むのは苦痛である。
— 芥川龍之介 『毛利先生』 青空文庫