外様
とざま
名詞
標準
outsider
文例 · 用例
されば御家相続の子無くして、御内、外様の面|諫め申しける。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
そしてそれらの社員は単に寄書家という格で外様大名のような待遇を受けるのでなくて、その社の仕事の全体に参与しかつ責任を負うものでなくてはならない。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
「半助がそう申すと、びしゃびしゃと青菜に塩になりましたっけが、(それでは外様を伺います。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
然し信長に取っては外様なので、後に至って信長が其将材を憚って殺そうとした位だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
兄九郎兵衛|一友は景一が嫡子にして、父につきて豊前へ参り、慶長十七年三斎公に召しいだされ、御次勤仰つけられ、後病気により外様勤と相成り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
大名の取締りは最も重要問題だが、徳川氏の一族たる親藩と、関ヶ原役以前から家臣であつた譜代と、関ヶ原までは徳川の朋輩であつた外様とを、大小親疎に従つて、その領土を犬牙錯綜させて配置し、牽制の妙を極めたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
江戸幕府を直接|覆したものは、創業の家康が極度に恐れた外様の雄藩、強藩ではなくて、志士と呼ばれる下級武士の活躍であり、大頭鯨を追つて来た船を保護するために、アメリカ政府が持ち込んだ強談判であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
実にその言葉のように、家康公はその臣下に大禄厚俸を与えなかった人で、その遺制は近代に及び明治維新前になって徳川氏の譜代大名が皆|小禄薄俸の徒であった為、真に徳川氏の為に力を尽くそうとする者の力が微小で勢いが弱く、終に関ヶ原の敗者である長州藩や薩摩藩等の外様大名の為に圧迫されたのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
創業一族が支配するこの会社では、中途採用の人間はいつまでも外様扱いを受ける。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
「私はこのプロジェクトでは外様ですから」と彼は謙遜し、意見を述べるのを控えた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
古くからの住民が多いこの村では、移住者は数十年経っても外様として扱われることがある。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
標準
outside daimyo
作例 · 標準
徳川家康は江戸幕府を開く際、関ヶ原の戦い以降に臣従した外様を遠隔地に配置した。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
外様は徳川将軍家との血縁がないため、幕政の中枢に参加することは許されなかった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
財政難に苦しみながらも、外様の大名たちは自領の産業を興して生き残りを図った。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
外様(とざま)とは、本来の意味は日本の歴史上において、主君(上位権力者)を中心とした主従関係の中で、主君の親族・一門や、累代にわたり仕えてきた譜第(譜代)と比較し、疎遠にある者(家臣)を指していた。
出典: 外様 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0