譜代
ふだい
名詞
標準
successive generations
文例 · 用例
かれは今年四十一歳で譜代の家來であつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
因りて倩々案ずるに、國許に候恩田杢と申者、老職末席にて年少なれど、きつと器量ある者につき、國家の政道を擧げて任せ申さむと存ずるが、某も渠も若年なれば譜代の重役をはじめ家中の者ども、決して心服仕らじ、しかする時は杢が命令行はれで、背く者の出で來らむには、却て國家の亂とならむこと、憂慮しく候。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
さりとてわれに取つては譜代の主君ぢや。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
掃除した煙草盆を座敷に持って来たH屋譜代の婆やお駒さんは開けっぱなしの声で「へへえ、あれが大川さん御自慢の妹さんですか。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
従って来た者の中で譜代で無い者は主人に見限りを付け出した。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
三弥は徳川家の譜代侍の本多佐渡正信の弟で、隠れ無い勇士であったが其の如くで、其他旗本から抜け出でて進み戦った岡左内、西村|左馬允、岡田大介、岡半七等、いずれも崛強の者共で、其戦に功が有ったのだったが、皆令を犯した廉で暇を出されて浪人するの已むを得ざるに至った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
斯様いう思慮を抱き、斯様いう決着を敢てしたのは必ず町野のみでは無かったろう、一族譜代の武士達には、よくよく沸り切った魂の持主と、分別の遠く届く者を除いては、随分数多いことで有ったろうし、そして皆氏郷の立場を諒解するに及んで、奮然として各自の武士魂に紫色や白色の火※を燃やし立てたことであろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
惣じてかかる場合、たといそれがしが其家譜代の郎党であって、忠義かねて知られたものにせよ、斯様の事を迂闊に云出さば、却って逆に不埒者に取って落され、辛き目に逢うは知れた事、世上に其|例いくらも有り。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
作例 · 標準
この家系は譜代の商人として栄えてきた。
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彼の家は、この土地の譜代の地主だ。
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譜代の家柄ゆえに、彼は多くの期待を背負っている。
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標準
hereditary daimyo whose ancestors supported Tokugawa Ieyasu prior to the battle of Sekigahara
作例 · 標準
井伊家は譜代大名の中でも特に有力な家柄だった。
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徳川家康を支えた譜代の武将たちが、幕府の要職を占めた。
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譜代の藩は、幕府への忠誠心が高かったと言われている。
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