筆紙
ひっし
名詞
標準
brush and paper
文例 · 用例
その苦しさと苛だたしさとは、到底筆紙に説明することが出来ないのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
その苦しさと苛たしさとは、到底筆紙に説明することが出来ないのである。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
二十余年の後にして、筆紙前に在り。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
冒頭に「アアしくじったり誤りたり取餅桶に陥りたり今日はもはや曩日の富井にあらず妹は一死以て君に謝せずんばあらず今日の悲境は筆紙の能く尽す処にあらずただただ二階の一隅に推しこめられて日々なす事もなく恋しき東の空を眺め悲哀に胸を焦すのみ余は記する能わず幸いに諒せよ」とあり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
同伴者は皆互いに見知らぬ風を装えるなり、その退屈さと心配さとはなかなか筆紙に尽しがたし。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
警察署に着くや否や、先ず国事|探偵より種々の質問を受けしが、その口振りによりて昼のほど公園に遊び帰途|勧工場に立ち寄りて筆紙墨を買いたりし事まで既に残りのう探り尽されたるを知り、従ってわれらがなお安全と夢みたりしその前々日より大事は早くも破れ居たりしことを覚りぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
子を思ふ時の不幸と幸福は筆紙に述べ難し。
— 牧野信一 『サフランの花』 青空文庫
それは筆紙に表わし得ない種類のものであった。
— 葉山嘉樹 『死屍を食う男』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、常に筆紙を持ち歩き、思いついたことをすぐに書き留めていた。
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「この感動を忘れないように、筆紙に書き留めておこう」
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昔の文人たちは、筆紙さえあれば、どこでも詩や文章を創作した。
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標準
written description
作例 · 標準
彼女の筆紙からは、情熱と繊細さが同時に伝わってくる。
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「この筆紙に、彼の長年の研究の成果が凝縮されている」
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彼の筆紙は、力強く、それでいて読者に安らぎを与える。
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