院号
いんごう
名詞
標準
former emperor (or his empress, imperial princesses, etc.)
文例 · 用例
院号、信士はとにかくとして、釈名剣と、剣の一字の交じっているのは、あきらかに町人ではない。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
山桜夢の隣りに建てられし真白き家の心地こそすれ 作者は自ら白桜院の院号を選んだだけに桜を賞すること常人に過ぎ、その癖染井吉野を木のお化けだとけなしつつも、沢山の歌をよんでゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
「院号や何かで通るよりも本名のお絹が当人の柄に合ひます」と書いてあるが、大抵な旗本衆は、先代の妾なんぞは、相当な手当をやって暇を出すのが当り前です。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
この女は髪を切っていますけれども、院号などを呼ばれるというのは、旗本の妾でありましたならば、当主を産んだ人でなければ、そんなことはない。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
近寄って見ると、いずれも門瓦の下に、院号やら庵号やらが額にしてかけてあった。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
「小国辺土の国王大臣」を比丘尼よりも賤しとし、あるいは「わが国には帝者のむすめ、或は大臣のむすめの后宮に準ずるあり、また皇后の院号せるあり、これら髪を剃れるあり髪を剃らざるあり。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
女院が女御の宣旨を受けられたのは十五歳の年で、翌年中宮となり、二十二歳で皇子を生み、皇子が即位されて安徳帝となられて以来は、院号を賜わり、建礼門院と称したのである。
— 灌頂の巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
その頃、中宮は、院号を賜わり建礼門院となった。
— 第六巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
退位した帝は出家して院号を名乗り、隠居先で静かに余生を過ごされた。
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院号を奉られた後も、院政を通じて政治の実権を握り続ける上皇もいた。
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史書には、その院号が定められた経緯と、当時の朝廷の混乱ぶりが記されている。
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標準
posthumous Buddhist name containing the character "in"
作例 · 標準
亡くなった祖父の葬儀では、生前の功績を讃えて立派な院号が授けられた。
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法名の下に付けられる院号は、寺院に対して多大な貢献をした証でもある。
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墓石に刻まれた立派な院号を見て、故人が地域社会で慕われていたことを実感した。
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ウィキペディア
院号(いんごう)は、下に「院」の字が付く称号である。院(邸宅・寺院)に関係する、もしくは、歴史的には院に関係した。
出典: 院号 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0