泉門
せんもん
名詞
標準
soft spot (in the skull of an infant)
文例 · 用例
更に進んで歡會門から龍樋の清泉を掬し、瑞泉門を潜つて石階を登つて行くと、如何にも自分ながら支那の文人畫中の人物にでもなつた感がするが、さて本丸の頂上の廣場に出で、首里城の正殿|百浦添の大厦の忽然として聳えてゐるのを仰ぐと、恰も修繕前の奈良の大佛殿の前に立つた時の樣な思がする。
— 濱田耕作 『沖繩の旅』 青空文庫
男体太郎二山の裾や小田代原方面の紅葉も無論よいが、泉門池の北方で湯元への道が端山の裾に沿うて緩かに上るあたり、掩いかかる大木の梢から下枝の先に至るまで、鮮かな黄に彩られた霜葉の美観は、蓋し此処の圧巻であろう。
— 木暮理太郎 『秋の鬼怒沼』 青空文庫
下城して和泉門から出たとき、うしろから呼びかけられ、大手筋の辻までいっしょに話しながら歩いた。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫
「おまえたちは国許の名聞を汚す気か、江戸の者に嗤われてもよいのか、われわれが田舎者とおとしめられるのはこんなざまを見せるからだ、少しは面目というものを考えろ」八 その日の午後おそく、下城して和泉門を出ると、下僚の青年たちが七八人待っていて、柳の並木のところで、玄一郎を取巻いた。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫
ただいまとても別にぶちょうほうのあったわけではござりませんが、股引きが破れまして、膝から下が露出しでござりますので、見苦しいと、こんなにおっしゃります、へい、御規則も心得ないではござりませんが、つい届きませんもんで、へい、だしぬけにこら!
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
」「一体その何でございますが、私はどうも一向馬の方は心得ませんもんですから。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
但礼をおっしゃるかも知れんというから、其奴は困ったと思いましたけれども、此処を通らないじゃ帰られませんもんですから。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
お上さんが存じませんもんですから。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんの泉門は、まだ骨が完全に閉じていないため柔らかいです。
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医師は、赤ちゃんの泉門の膨らみやへこみを定期的にチェックします。
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泉門が閉じる時期には個人差がありますが、通常は1歳半頃までに閉鎖します。
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標準
gates of Hades
作例 · 標準
古代ギリシャの詩では、泉門は死者の国への入り口とされます。
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冥界の神ハーデスは、泉門の番人でもあったと言われています。
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その恐ろしい場所は、まるで泉門のように暗く、冷たい雰囲気だった。
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ウィキペディア
泉門 または頭蓋泉門(とうがいせんもん)は、乳幼児期に頭蓋骨に見られる解剖学的構造である。頭蓋冠を構成する頭蓋骨同士の縫合が起こる前に見られ、薄い膜性の組織が存在する。泉門は出生時に産道を通るときや出生後に脳が成長するときに頭蓋骨の伸長・変形を可能にするという点で重要である。脳が成長するより前に骨化により縫合が起こってしまった場合、頭蓋骨縫合早期癒合症と呼ばれる。
出典: 泉門 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0