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雑木林

ぞうきばやし異読 ざつぼくりん
名詞頻度ランク #29690 · 青空 624
1
標準
grove of miscellaneous trees
文例 · 用例
一群の人たちは、遅塚麗水、大町桂月、江見水蔭、田山花袋、久保天随、坪谷水哉などであるが、花袋が紀行文家と言われた時分は、自然派文学勃興以前のことで、文章に感傷癖はあったが、淡泊清新、ことに武蔵野あたりの原野や雑木林の寂しさを、淡彩的に点描するのに巧みであった。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
刈り残された雑木林の下路が、むら消えの雪のように、灰をなすりつけている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
その中にも山頂に落ちた白雪は、私の神経を刺戟することにおいて、幾百反歩の雑木林の動揺と、叫喚とにも、勝っている。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
茅草・尾花の布き靡く草の海の上に、櫟・榛の雑木林が長濤のようにうち冠さっていた。
岡本かの子 富士 青空文庫
稲田桑畑芋畑の連なる景色を見て日本国じゅう鋤鍬の入らない所はないかと思っていると、そこからいくらも離れない所には下草の茂る雑木林があり河畔の荒蕪地がある。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
鉄道線路脇のちょっとした雑木林の陰に草を折り敷いて、向うの丘陵に二軒つづいた赤瓦屋根を入れたスケッチを始めた。
寺田寅彦 断片(1) 青空文庫
帰路は夕日を背負って走るので武蔵野特有の雑木林の聚落がその可能な最も美しい色彩で描き出されていた。
寺田寅彦 異質触媒作用 青空文庫
自分は中学の時使った粗末な検索表と首っ引で、その時分家の近くの原っぱや雑木林へ卯の花を捜しに行っていた。
梶井基次郎 路上 青空文庫
作例 · 標準
夏の日差しが木漏れ日となって、雑木林の地面に美しい模様を描いていた。
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子供の頃、秘密基地を作ったのは、あの静かな雑木林の中だった。
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秋の気配を感じさせる、赤や黄に色づいた雑木林の風景は、心を和ませる。
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ウィキペディア

雑木林(ぞうきばやし、ざつぼくりん)

出典: 雑木林 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0