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堂宇

どうう
名詞
1
標準
edifice
文例 · 用例
山深く、里幽に、堂宇廃頽して、愈活けるが如く然る也。
泉鏡太郎 甲冑堂 青空文庫
竅の數と孔中の堂宇の二|證據で、石は雲飛のものといふに定り、石賣は或人より二十兩出して買た品といふことも判然して無罪となり、兎も角も石は首尾よく雲飛の手に還つた。
國木田獨歩 石清虚 青空文庫
東から北へと勾欄へついて眼を移すと、柔かな物悲しい赤と乾酪色の丘陵のうねりが閑かな日光の反射にうき出している隣に、二つの円い緑の丘陵が大和絵さながらの色調で並んで、その一つの小高みに閑雅な古典的の堂宇が隠見する。
北原白秋 木曾川 青空文庫
寺は西と北とに山を控へて堂宇宏壯にして山門にのぼれば、市一目のうちに瞭然たり。
長塚節 草津行 青空文庫
明治初年信教の自由許され、カソリック教の宣教師が来朝し、長崎大浦の地に堂宇を建てて、朝夕の祈祷をしていると、どこからともなく集って来た百姓が、宣教師の背後に来て、しずかに十字を切った。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
当時、聖徳太子が自ら刻んだという如意輪観音の像だけは、寺院の近くに、今にその堂宇を残しているのであるが、最近、それが聖徳太子の作ではなく運慶の作であることが鑑定され、近く国宝に編入されるという噂である。
――私の郷土を語る―― 荒雄川のほとり 青空文庫
推古天皇の時僧理修の開創で、更に文武天皇大寶年間に勅願所として大きな堂宇が建立されたのださうだ。
若山牧水 鳳來寺紀行 青空文庫
山深く、里|幽に、堂宇|廃頽して、いよいよ活けるがごとくしかるなり。
泉鏡花 一景話題 青空文庫
作例 · 標準
この寺院の堂宇は、幾度もの改修を経て今日に至る。
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巨大な堂宇が街のランドマークとしてそびえ立っている。
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長年の風雪に耐え、古い堂宇は歴史の重みを物語っていた。
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