追手
おいて
名詞
標準
pursuer
文例 · 用例
下町は昨日の祭礼の名残で賑やかな追手筋を小さい花台をかいた子供連がねって行く。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
むかし戦国時代、飛騨の国司、姉小路秀綱卿が、いくさに負けて、夫人や姫君と共に、落ちのびるところを、追手に殺されたという、執念の谷に、執念ぶかい焼岳の煙が靡き、灰が降りかかるのである。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
何だか追手がくるような気がする。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
追手がきたって平気なはずであるのに俺はなぜこんなことまで怖れているのかと思う。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
しかし自分には対手にまた出喰わすとか追手につかまるとかいう事の漠とした恐怖がある。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」-------------------------------------------------------一 五六台の一輪車が追手に帆をあげた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「この追手じゃ、帆があっては、丁と云う間に葉山へ着く。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
おつや 自分の家じゃあ直ぐに追手がかかるのは知れている。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
作例 · 標準
例句