日銭
ひぜに
名詞
標準
daily income in cash
文例 · 用例
ある日銭湯へ行くといって家を出た。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
この年の八月、井深御大は日銭稼ぎのネタとして、時期はずれの電気ザブトンを売りだした。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
それが再びこの娑婆に出て居る筈はないのだが、今日銭湯で湯舟にはいらうとする途端に、その男がずんぶり湯につかつて居るのを見て、私はほんとにびつくりした。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
私は毎日銭占屋の為事を手伝ってやっている。
— 小栗風葉 『世間師』 青空文庫
現在になって、私はどうやら両親を遊ばせておける位になったのだけれども、その日その日を働いて日銭をもうけて来ている人達なので、仲々私につきそって隠居をして来ようとはしない。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
尤も昨日銭が届いたからね。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
年が変ると間もなく世間は銀行預金の封鎖に驚かされたが、日銭の入る労働者と露店の商人ばかりは物貨の騰貴に却て懐中都合が好くなったらしく、町の商店が日の暮れると共に戸を閉めてしまうにも係らず、空地の露店は毎夜十一時近くまで電燈をつけていた。
— 永井荷風 『にぎり飯』 青空文庫
年が変ると間もなく世間は銀行預金の封鎖に驚かされたが、日銭の入る労働者と露店の商人ばかりは物貨の騰貴に却て懐中都合が好くなつたらしく、町の商店が日の暮れると共に戸を閉めてしまふにも係らず、空地の露店は毎夜十一時近くまで電燈をつけてゐた。
— 永井荷風 『にぎり飯』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定職に就かず、工事現場でのアルバイトで得た日銭でその日の食事を賄っていた。
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商店街の小さな店主は、毎日入ってくる日銭を丁寧に数え、生活費に充てている。
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「日銭を稼ぐのに精一杯で、将来のことなんて考える余裕はないよ」と彼は自嘲気味に笑った。
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