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天機

てんき
名詞
1
標準
secret of nature
文例 · 用例
天機は、もらすべからず。
太宰治 HUMAN LOST 青空文庫
流石の我もこの天機だけは洩らしかぬる也。
石川啄木 閑天地 青空文庫
喜右衛門と云ふのは、仮名でその実は江州の浪人|古高俊太郎と云ひ、八月十八日の政変に就て、深く中川宮と松平|容保を怨み、烈風の日を待つて、火を御所の上手に放ち、天機奉仕に参朝する中川宮を始め奉り、守護職松平肥後守を途中に要撃しようとする、計画である。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
沢は、隔てなく身の上さへ話したが、しかし、十有余年崇拝する、都の文学者|某君の許へ、宿望の入門が叶つて、其のために急いで上京する次第は、何故か、天機を洩らすと云ふやうにも思はれるし、又余り縁遠い、そんな事は分るまいと思つて言はなかつた。
泉鏡花 貴婦人 青空文庫
しかし綾衣にむかって正直に天機を洩らすのを憚って、今度の病気だけのうらないを報告しておいた。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
天機よろしくはありませんでした。
竹河 源氏物語 青空文庫
己にさえ、己を欺く魔の、どこにか潜んでいるような気持は免かれぬものを、無二の友達とは云え、父方の縁続きとは云え、迂濶には天機を洩らしがたい。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
そこは哲学者だから、天機もらすべからず、腹心のマダム、女給にも口をぬぐつて、ひそかによろしくやり、毎晩カストリ七八杯傾けるだけの通力を発揮してゐる。
坂口安吾 金銭無情 青空文庫
作例 · 標準
自然の偉大さは、まさに天機というほかない。
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彼は天機の働きを洞察し、それを詩歌に表現した。
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この世の森羅万象には、人間の及ばぬ天機が隠されているようだ。
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2
標準
disposition
作例 · 標準
若くして出家した彼の清らかな天機には、誰もが畏敬の念を抱いた。
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彼は穏やかな天機を持っていたが、時に激しい情熱を見せることもあった。
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あの高僧の天機は、まるで澄み切った秋の空のようだ。
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3
標準
emperor's health
作例 · 標準
家臣たちは、皇帝の天機を案じ、医師を呼んだ。
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連日の激務で、陛下は天機を損なわれたのではないかと心配だ。
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侍医は毎日欠かさず、皇帝の天機を尋ねるのが日課だった。
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