鬢付け油
びんつけあぶら
名詞
標準
pomade
文例 · 用例
俺、どうして、あんなに人間の頭ちゅうものが、ぴかぴか光るだかと、いろいろの人に聞いたら、中で、それは、鬢付け油というものを塗るからだと教わった。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
途中で、いちばん上等な鬢付け油を高い金出して買ってきたから、これを俺の頭にみな塗ってもらうべえ。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
」と、若者は、買ってきた一|本の鬢付け油を懐の中から出しました。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
おじいさんは、髪を刈ってしまってから、堅い鬢付け油の端を欠いて、男の頭に塗って、ぴかぴかとしましたから、「さあ、これでたくさんだ。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
」といって、鬢付け油を若者に渡そうとすると、この脊の高い若者は、おいおいと声をあげて泣き出しました。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
おじいさんは、しかたがなく、指の頭で、堅い鬢付け油を欠いては、若者の頭に塗りました。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
」といいながら、やっとのことで、鬢付け油一|本をついに若者の頭に塗ってしまいました。
— 小川未明 『てかてか頭の話』 青空文庫
繃帶で膝を卷いて跛足と見せ、左の眼に鬢付け油を塗つて、眇目と見せたのです。
— 掏られた遺書 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼は整髪のために、鬢付け油を丁寧に髪に馴染ませた。
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この鬢付け油は、椿の香りがしてとても上品だ。
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舞妓さんは、鬢付け油で艶やかな髪型を作る。
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