ポマード
ポマード
名詞
標準
pomade
文例 · 用例
ポマードは生え際ばかりに厚く塗つたくつてあつて、その太い首が動くたびに山猫か何かの感じがした。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
「ウーム」 縛られたまま敷布団の上に起き直った青年は、ポマードだらけの毛髪を振り乱したまま真青になって自分の周囲を見まわした。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
その軽部は、それから三日後、宗右衛門町の友恵堂の最中五十個を手土産にやって来て、実はお宅の何を小生の連添いに頂きたいのですがと、ポマードでぴったり撫でつけた髪の毛を五六本指先でもみながら、金助に言った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
こいつが塾へ来たおかげで、残念ながらおれは、第二番の美男子という事になった」 堀木は、色が浅黒く端正な顔をしていて、画学生には珍らしく、ちゃんとした脊広を着て、ネクタイの好みも地味で、そうして頭髪もポマードをつけてまん中からぺったりとわけていました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
不良の木村が、凄い傑作だから是非とも見よ、と矢鱈に力こぶをいれて言うものだから、期待して見に行ったのだが、なんという事だ、ハアモニカの伴奏でもつけたら、よく似合うような、安ポマードの匂いのする映画だった。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
ポマードを顔にまで塗ってるみたいな男だ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
わが未来の花嫁は、かの口吻突出の婦人にして、わが未来の親友は、かの全身ポマードの悪臭高き紳士なり。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
としは私より二つ三つ多い筈だが、額がせまく漆黒の美髪には、いつもポマードがこってりと塗られ、新しい形の縁無し眼鏡をかけ、おまけに頬は桜色と来ているので、かえって私より四つ五つ年下のようにも見えた。
— 太宰治 『女神』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は毎朝、鏡の前で念入りにポマードを塗り、髪をオールバックに整えていた。
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最近はクラシックなバーバースタイルが流行っており、水性ポマードの需要が高まっている。
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彼はポマード特有の強い香りを漂わせながら、颯爽と部屋に入ってきた。
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