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滴水

てきすい
名詞
1
標準
water dripping
文例 · 用例
夜来の春雨猶止まずして一山風静かに、窓前の柳松翠色更に新たなるを覚え、空廊に響く滴水の音、濡羽をふるふ鶯の声に和して、艶だちたる幽奥の姿誠に心地よく候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
滴水と峨山 宗風の森厳なので聞えた天龍寺の由利滴水が、死ぬる三四日前の事だつた。
初出未詳 茶話 青空文庫
」 それを聞くと、滴水は乾葡萄のやうな干からびた顔に眼を光らせた。
初出未詳 茶話 青空文庫
」 滴水は自分の生命がもう二三日も持たない事を知つてゐた。
初出未詳 茶話 青空文庫
」 滴水の眼は意地悪さうにまた光つた。
初出未詳 茶話 青空文庫
一滴 一滴水の雫が金剛石の噴水を作るように一字一字我書く文字の間から生き、泣き、笑い、時代を包む人生が読者の胸に迫るのだ。
宮本百合子 初夏(一九二二年) 青空文庫
地方には今北洪川、西有穆山、由利滴水、橋本峩山、新井日薩、七里恒順、などという人々がおった。
序論 明治哲学界の回顧 青空文庫
水一滴もむだにしてはならぬという這般の消息になると、もはや経済論の外に出た話で、本来はこの物語の中に採録すべき記事ではないのであるが、私は事のついでに峨山和尚のお師匠に当たる滴水和尚の逸話をもここに簡単にしるしておこうと思う。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の天井から滴水が絶えず落ちていた。
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岩肌を伝う滴水が、長い年月をかけて鍾乳石を作り上げた。
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滴水を受ける音が、静かな夜の森に響き渡る。
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