滴下
てきか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
drip
文例 · 用例
(紅雪を標品として採集するには、雪と共に瓶の中へ入れ、フォルマリン薬を臭気強いまで滴下して置けば、雪は無論溶けるが、藻は保存が出来る、ただし紅色はやや久しいうちには、全く失われるが、学術標品としては差支えないのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
水の中に濃硫酸をいれるのに、極めて徐々に少しずつ滴下していれば酸は徐々に自然に水中に混合して大して間違いは起らないが、いきなり多量に流し込むと非常な熱を発生して罎が破れたり、火傷したりする危険が発生する。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
ブンゼン燈のバリバリと音を立てて吹き付ける焔の輻射をワイシャツの胸に受けながらフラスコの口から滴下する綺麗な宝石のような油滴を眺めているのは少しも暑いものではなかった。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
階下より蝋燭の滴下起り……云々と書いて在るだろう。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
熱鉛を水中に滴下すれば、さまざまの奇形を生ずる。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
古人の所謂利根水源は、文殊菩薩の乳より出づとは、即ち積雪上を蹈み来りし際、雪解けて水となり此乳頭より滴下せるを見たるを云ふなるべし。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
一般に部分的ではあるが重炭酸カリ溶液を滴下することによって硬水を良質にすることができる。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
もしも鉛の硝酸塩をテムズ川の水の中に滴下すると、「水はミルクのように濁って白い粉が底に沈み、これは硝酸の中で泡立ちせずに溶ける。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
作例 · 標準
実験では、試薬を慎重にビーカーに滴下した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
点眼薬は、目薬を滴下してから数分間目を閉じるのが効果的だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い蛇口から水がポタポタと滴下する音が、静かな夜にはよく響いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash