嬉し泣き
うれしなき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
weeping for joy
文例 · 用例
典六「御助勢申すとも」 雪枝「有難う存じます」と其の場に嬉し泣きに泣き伏す。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
不憫で、そして、いま「男だ」と云ったばかりの薫の声が遠い昔から自分に授っていた決定的な男性の声のような頼母しさを感じて嬉し泣きに泣けて来た。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
帰って来たポチを見ると、太郎さんは抱きついて嬉し泣きをしました。
— 夢野久作 『犬と人形』 青空文庫
豚吉も嬉し泣きに泣きながら、脱いだ着物を着て、最前のめしやに帰って来て、ヒョロ子に今までのことをお話ししますと、ヒョロ子も涙を流して喜んで、「それはよいことをなさいました」 とほめました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
ああ、何だか夢のようだ」 と、親子四人、手を取り合って嬉し泣きに泣きました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
その中に、「アッ、お兄様」 と言って嬉し泣きに泣きながら春夫さんに縋り付いた女の児がありました。
— 夢野久作 『クチマネ』 青空文庫
「アッ、美代ちゃん」 と云うと、春夫さんも嬉し泣きに泣きました。
— 夢野久作 『クチマネ』 青空文庫
ペテロやヨハネやバルトロマイ、そのほか全部の弟子共は、ばかなやつ、すでに天国を目のまえに見たかのように、まるで凱旋の将軍につき従っているかのように、有頂天の歓喜で互いに抱き合い、涙に濡れた接吻を交し、一徹者のペテロなど、ヨハネを抱きかかえたまま、わあわあ大声で嬉し泣きに泣き崩れていました。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
作例 · 標準
例句