純真無垢
じゅんしんむく
名詞形容動詞
標準
pure
文例 · 用例
将軍家に於いても、ただ二念なく大君の御鴻恩に感泣し、ひたすら忠義の赤誠を披瀝し奉らん純真無垢のお心から、このやうなお歌をお作りになつたので、なんの御他意も無かつたものと私どもには信ぜられるのでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
その中には、上代国民の剛健素朴な日常生活や、純真無垢な忠君の精神や、天真無縫の感情生活が脈々として流れてゐるのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
異性間の愛着のあるのは民謡ですから、童謡は純真無垢と言はるるのもこの点からであります。
— 野口雨情 『朝おき雀』 青空文庫
国民性の純真無垢の児童の心を培ふことが、将来のためにも、又、郷土色を多少でも養ふことがわれわれの努めであります。
— 野口雨情 『朝おき雀』 青空文庫
自分でその天命の何たるかを知らない……徹底的に何も知らない……ホントウの意味の純真無垢の青年である」「……………」「……というのは、ほかでもない。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
さうしてその紀行文を書いてゐる時の氏は、自由で、快活で、正直で、如何にも青い艸を得た驢馬のやうに、純真無垢な所があつた。
— 芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 青空文庫
尤も「女」と云ふ者があると云ふ事は、漠然と知つてゐたが、わしはわしの思想が此様な題目の上に止る事を許さなかつたので、わしは全く純真無垢な生活をつゞけて来た。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
みなおっとりと物静かで、プリンスのようなようすで足を組み、純真無垢な海緑色の瞳でやさしくあたしを見つめている。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんの純真無垢な笑顔は、周囲の大人たちを自然と笑顔にする魔法がある。
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世間の垢にまみれてしまった私にとって、彼の純真無垢な言葉は眩しすぎた。
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純真無垢だった少年も、厳しい社会の荒波にもまれて少しずつ変わっていった。
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