弛み
たるみ
名詞頻度ランク #39496 · 青空 111 例
標準
slack
文例 · 用例
――突然、橋の眞ん中で、ステッキが弛みました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
『ほお‥‥‥』と、我知らず答へた時、私は總身の緊張感もほぐれたやうな、またお前の身に迫る次の危急な瞬間も忘れてしまつたやうな、その場合には餘にそぐはない心の弛みを感じて、水島の顏を見返した。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
が、扉の内へはいつて、女の指差した壁際の椅子にぐたりと腰を降した時、ほつと氣の弛みを感じた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
恐らく洗煉琢磨され、その表現の一々がテエマに對して少しの無駄も、少しの弛みもなく、簡潔緊張を極めてゐる點に於て、志賀氏の作品程なのはありません。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
ところが晩成先生は、多年の勤苦が酬いられて前途の平坦|光明が望見せらるるようになった気の弛みのためか、あるいは少し度の過ぎた勉学のためか何か知らぬが気の毒にも不明の病気に襲われた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
ましてや五六十年の長い生涯、愛し合った始めの熱情に少しの弛みを与えずそれを持ち通す時間というものは、いくらあるで御座いましょう。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
かくして少年ははた掌を拍って塵を払ったが、吐息を吐いて、さすがに心|弛み、力落ちて、よろよろと僵れようとして、息も絶々なお雪を見て、眉を顰めて、「ちょッ、しようのねえ女だな。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
と真実|面に顕るれば、病人は張詰めたる気も弛みて、がっくりと弱り行きしが、頻に袂を指さすにぞ、泰助は耳に口、「何です、え、何ぞあるのですか。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
ロープに弛みがないか何度も確認してから、崖を降りる作業を開始した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
弦の弛みを調整して、バイオリンから正しい音が出るように調弦を行う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
布の弛みをピンと張りながら、シワにならないようにアイロンをかけていく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
dullness
作例 · 標準
連休明けの教室には、どこか緊張感の欠けた「休み疲れ」の弛みが漂っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
初心に立ち返り、自分の生活の中に弛みが生じていないか厳しく律する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
チーム内に弛みが見られたので、監督は練習の強度を上げて引き締めを図った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview