血判
けっぱん異読 けつばん・ちばん
名詞動詞-サ変
標準
seal of blood
文例 · 用例
お前は、兄さんにかくれて、こっそり血判の歎願書を出したんじゃないか?
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
胸を打って、「血判でござる。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
友川三郎兵衛矩兼血判嫡男 長一郎矩道代筆印次男 三次郎矩行 印文久二年五月十四日 又、別紙奉書の※紙には美事なお家様の文字が黒々と認めてあった。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
でも定子さんがあっちゃ何だから、ちょいと一服モルヒネでも装りましょうか、手のもんでわけなしだって、洒落にもいっている人だから、すぐに味方して、血判をしてくれます。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
薬剤師その責に任ず、と遣る人を、人殺の相談に、わけなし血判。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
「大将衆といたしましては、吉田初右衛門、加藤市郎兵衛、鵜野九郎右衛門、秦式部、桜井三右衛門、石橋源右衛門、有竹作左衛門、四宮隼人、永井兵左衛門、戸次与左衛門、以下そのかず一百人、血判いたしましてございます」 朗々たる音声、それに従い、シタシタと頭を下げたものである。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
」 建築師の山口はポケットからナイフを出すと、黙って甲谷に血判状をつくれと迫った。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
そこで独美は始て誓紙に血判をさせて弟子を取った。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
作例 · 標準
戦国武将たちは、裏切りがないことを誓い合い、指を切った血で血判を押した起請文を交わした。
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「これは我々の覚悟の証だ」と言って、彼は書状に鮮やかな血判を刻んだ。
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古びた文書に残された血判の跡が、当時の人々の並々ならぬ執念を物語っている。
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