感慨無量
かんがいむりょう
名詞名詞-の形容詞形容動詞
標準
deep emotion
文例 · 用例
井戸の底で可笑しい位の事だから、二軒の長屋の主婦も、感慨無量な顔を見合はせて、「まあ」 と云つたまゝ、涙をこぼしながら笑ひ出した。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
「安宅先生はこういう家に生れたのかなあ――」と、わたくしを感慨無量にさすものがありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その生存している僅かな人々と相会して翁の旧事を語ると誠に感慨無量なものがある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
そしてはまた、郷里を想い、自分達の活動を想い、淋しい生活を振り返って、感慨無量の涙にくれるに相違ないのです。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
少し日がたって気の落ち着いたころに御訪問した入道の宮ででも、感慨無量な御会談があったはずである。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
いかにも感慨無量で折角飲んだ酒も醒めて来るが、暫くするとまた飲みたくなりゃこそ酒屋が渡世が出来る理窟故ますます感心する。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
死ぬか生きるかわからない』かう言つて、主人公はその持つてゐる『浴泉記』の原稿を友人に託する条は、殊に感慨無量で、何うしても、ロシアの文芸の産物であるといふ感を深くさせる。
— 田山録弥 『ペチヨリンとゲザ』 青空文庫
これ夜光命が二年半の歳月を過ごしたる處とて、感慨無量なるべし。
— 大町桂月 『三里塚の櫻』 青空文庫
作例 · 標準
長年の努力が実を結び、ついに目標を達成できた。言葉にならない、感慨無量だ。
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恩師との再会に、彼は感慨無量で、ただ頭を下げることしかできなかった。
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家族全員で無事に困難を乗り越え、今、こうして皆で食卓を囲めていることに、感慨無量である。
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「まさか、こんな日が来るとは…」と、彼は感慨無量な面持ちで空を見上げた。
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