無量
むりょう
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #41414 · 青空 502 例
標準
immeasurable
文例 · 用例
その崇拝する芭蕉の庵を、初めて親しく訪ねた日は、おそらく感激無量であったろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
井戸の底で可笑しい位の事だから、二軒の長屋の主婦も、感慨無量な顔を見合はせて、「まあ」 と云つたまゝ、涙をこぼしながら笑ひ出した。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
幽かに言ひし一言あはれ千万無量の思ひを籠めて、まこと闇路に迷ひぬべき事なるを、引受けし我れ其甲斐もなく、世の嗤笑に為しも終らば、第一は亡き妹に対し我が薄井の家名に対し、伯母が身は抑も何とすべき。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
後世の日本文學史上に特筆さるべき一世の大詩人が、狹い田舍町に於て全く人に知られず住み、世捨人の侘しい隱遁生活をしてゐることを考へると、それだけでも自分は無量の感慨にうたれるが、さらに蒲原氏によつて直接訴へられた所を傳聞するに及び、自分は押へられない憂鬱と憤怒に驅られた。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
毎日降りつづく五月雨もきょうは夕方からめずらしく小歇みになったが、星ひとつ見えない暗い夜に、牛込無量寺門前の小さい草履屋の門をたたく者があった。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
無量寺門前というのは今日の築土八幡町である。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
そこで、一体あなたは何処のお方ですかと訊きますと、わたくしは無量寺門前の草履屋の藤吉という人の家にいる。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
宇宙の広さは無量であり、人間の想像を絶する。
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彼の知識は無量で、どんな質問にも答えることができる。
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仏教では、無量の衆生を救うことが悟りへの道とされる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
無量(むりょう)は、計り知れないほど大きい・多いこと。仏教用語としての「無量」から、次のような巨大な数の単位に用いられている。 華厳経における「無量」 - 大きさは訳により異なる。命数法#仏典の数詞も参照。 八十華厳においては、107×2105=10283953734451123385935261518004224 ≒ 102.8×1032 六十華厳においては、1010×2104=10202824096036516704239472512860160 ≒ 102.0×1032 四十華厳においては、107×2125=10297747071055821155530452781502797185024 ≒ 103.0×1038 ちなみに「無量転」も大きさは訳により異なるが、八十華厳・六十華厳・四十華厳いずれにおいても各訳における無量の2乗となっている。 新編塵劫記における「無量」 - 塵劫記の写本の重版の過程で「無量大数」が誤って分割され、「大数」と共に生じた単位。その場合、1無量=1068(現在一般的な命数法における無量大数に相当する値)と解釈される。
出典: 無量 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0