加農
カノン
名詞頻度ランク #25613 · 青空 0 例
標準
cannon
文例 · 用例
「四十二|磅の加農砲!
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
その時、侯は再び過失を演じて、加農砲の使用を遅らしめたり) 検事は、相変らず法水を鈍重ウイルヘルム侯に擬して、黙々たる皮肉を続けていたが、熊城はたまらなくなったように口を開いた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
やがて定刻間近く檸檬と夾竹桃におおわれたるボロン山の堡塁より、漆を塗ったるがごとき南方|藍の中空めがけて、加農砲一発、轟然とぶっ放せば、駿馬をつなぎたる花馬車、宝石にも紛う花自動車、アルプス猟騎兵第二十四連隊の軍楽隊を先登に、しずしずと競技道路に乗り込み来る。
— 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
松浦肥前が見かねて、十二ポンド砲と四門の加農砲を平戸から送ってよこしたが、それが、いっそういけないことになった。
— 久生十蘭 『ひどい煙』 青空文庫
というのは、それらは、寛永四年に、台湾の前総督ピーテル・タイエットが、うやうやしく献上したものだったが、※が磨滅した、役にもたたぬ廃物同様の古砲だったので、家光は激怒して、そっくりつっ返させたその四門の加農砲だったのである。
— 久生十蘭 『ひどい煙』 青空文庫
然るに形式音楽の態度は、楽曲の構成や組織を重んじ、主として対位法によるフーゲやカノンの楽式から、造形美術の如き荘重の美を構想しようとするのであって、極めて理智的なる静観の態度である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
アリストテレスの『ポエティカ』を始めとしスカリゲルやボアローなどに至るカノン(規矩)主義的な批評精神に反抗して、今日の新しいクリティシズムは、作品をば、規格品としてではなく何物かの自由な表現を見るようになって来ている、というのである。
— 戸坂潤 『クリティシズムと認識論との関係』 青空文庫
この種の批評家は、芸術なら芸術について、一定の法則(カノン・コード)を有っているのを常とする。
— 戸坂潤 『哲学の現代的意義』 青空文庫
作例 · 標準
古い要塞の跡地には、かつて海を睨んでいた巨大な加農が今も錆び付いたまま置かれている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史小説の中で、城門を打ち破るために最新式の加農が戦線に投入される場面がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
博物館の展示室で、真鍮製の加農の重厚な質感に圧倒された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview