断腸の思い
だんちょうのおもい
表現名詞
標準
heartbroken thoughts
文例 · 用例
子供心ながらも、ずたずた断腸の思いであったのである。
— 太宰治 『新樹の言葉』 青空文庫
妻の手前ながら定めて断腸の思いなりしならんに、日頃|耐忍強き人なりければ、この上はもはや詮方なし、自分は死せる心算にて郷里に帰り、田夫野人と伍して一生を終うるの覚悟をなさん。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
僕は君のように詩人ではないのだから、秋になったからとて、別段、断腸の思いも無いが、きのうの夕方、ひとりの若い助手さんが、窓の下の池のほとりに立って、僕のほうを見て笑って、「つくしにね、鈴虫が鳴いてるって言ってやって。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
夏草の上に置ける朝露よりも哀れ果敢なき一生を送った我子の身の上を思えば、いかにも断腸の思いがする。
— 西田幾多郎 『我が子の死』 青空文庫
われに断腸の思いあり。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
少しく子細を知れる者は中将の暗涙を帯びて棺側に立つを見て断腸の思いをなせしが、知らざる者も老女の幾がわれを忘れて棺にすがり泣き口説けるに袖をぬらしたり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
けれども、そのとき、野口冨士男の話に、矢田さんが、原稿を郵送せずに、野口の家へとどけに来たという、矢田さんは美人ですねという野口の話をききながら、私はいささか断腸の思いでもあった。
— 坂口安吾 『二十七歳』 青空文庫
「クレルヴァルを殺してから、断腸の思いでおれはスイスへ戻った。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
広間には、美しい模様の緞通が敷かれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
高級な緞通は、部屋の雰囲気を一層豊かにする。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「わあ、この緞通、踏み心地が最高!」と子供は喜んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite