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蹶然

けつぜん
副詞-と形容詞-たる
1
標準
with a spring
文例 · 用例
腰の蝶番は満足でも、胸の蝶番が「言ッてしまおうか」「言難いナ」と離れ離れに成ッているから、急には起揚られぬ……俄に蹶然と起揚ッて梯子段の下口まで参ッたが、不図立止まり、些し躊躇ッていて、「チョッ言ッてしまおう」と独言を言いながら、急足に二階を降りて奥坐舗へ立入る。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
黙礼するや否や文三が蹶然起上ッて坐舗を出て二三歩すると、後の方でドッと口を揃えて高笑いをする声がした。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
蹶然袂を振つてわれは室内に帰りぬ。
正岡子規 従軍紀事 青空文庫
半宵もし軒をうつ雨の音を聞く時は、蹶然褥を蹴って飛び起き、急ぎ枕頭の蝋燭に火を点して窓を開け放つなり、火影に盆栽の木々の枝葉の濡色を照らし見て、独り自ら娯しむ。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
而してエミール・ゾーラは蹶然として起てり。
幸徳秋水 ドレフュー大疑獄とエミール・ゾーラ 青空文庫
彼は神を信ぜず佛を信ぜず又聖人を信ぜず、全く傍若無人の言を弄して憚らざるにも係らず、事苟も我國の利害に關すと見れば、蹶然起つて神國を喚び、此神國をどうする積りであるかと詰責するのである。
狩野亨吉 安藤昌益 青空文庫
作例 · 標準
危機的状況に陥った彼は、蹶然として立ち上がり、問題解決のために行動を開始した。
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絶望の淵にあった民衆が、ある英雄の呼びかけに蹶然と応じて蜂起した。
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彼はコーチの激励を受けて、蹶然たる闘志を燃やし、試合に臨んだ。
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蹶然(けつぜん) — 幻辞.com